製品紹介 その3;ルテニウム錯体
弊社では、有機合成受託サービスの一環として、BZ反応(Belousov–Zhabotinsky反応)に用いられる各種ルテニウム錯体触媒の合成・供給を行っております。化学振動反応や自己組織化系の研究分野において、ルテニウム‐ビピリジン系錯体は光応答性や酸化還元特性に優れ、基礎研究から応用検討まで幅広く活用されています。
特に弊社では、標準的なビピリジン配位子に加え、各種官能基を導入した機能性ビピリジンリガンドの設計・合成にも対応可能です。電子供与性基、電子求引性基、重合性官能基、表面固定化を志向した置換基など、研究目的や材料設計思想に応じたカスタム対応をご提案いたします。既報文献条件の再現はもちろん、スケール・純度・収率バランスを考慮した最適合成ルートの検討もお任せください。
一例として、以下化合物の合成実績がございます。
化合物名:Bis(2,2’-bipyridine)-(4-methyl-4’-vinyl-2,2’-bipyridine) _CAS No.74171-79-2
本錯体は、ビニル基を有する機能性リガンドを導入したルテニウム(II)錯体であり、重合系材料や光応答デバイス研究などへの応用が期待されます。さらに、Bis(2,2’-bipyridine)-(4-methyl-4’-vinyl-2,2’-bipyridine) Ruthenium(2+)として、カウンターイオンの選択にも対応しております。PF₆⁻、Cl⁻、BF₄⁻ など、ご希望の溶解性・結晶性・用途に応じたイオン種をご指定いただけます。用途(溶媒系、フィルム化、電気化学測定 等)を踏まえたご提案も可能です。
弊社の受託合成では、
・文献既知化合物の再現合成
・誘導体設計・合成
・リガンド単体合成から錯体化までの一貫対応
・1gから受注製造可能
・分析データ(NMR、MS、元素分析 等)の取得
など、研究開発用途に必要な体制を整えております。
BZ反応系に限らず、光機能性錯体、酸化還元触媒、材料前駆体としてのルテニウム錯体についても幅広くご相談を承っております。既存試薬では入手困難な構造、置換位置指定、スケールアップ検討などがございましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。
研究の進展を支えるパートナーとして、最適な合成ソリューションをご提供いたします。